少年時代は知ってるけど…二宮金次郎(金治郎)こと二宮尊徳って何をした人なの? (4/4ページ)

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お金の貸し借りは助け合いなので威張ったり卑屈になったりしないこと、これが礼(れい)。返済に困らないよう、きちんと計画を立ててお金を借りること、これが智(ち)。そしてみんなが仲間を信じること、これが信(しん)。

この仁・義・礼・智・信。人間が常に備えるべき精神、すなわち五常によって支えられるシステム(講)が五常講というわけです。

他にも各地で農政改革や産業振興などに知恵を発揮し、数々の手法や思想は「報徳仕法(ほうとくしほう)」と総称されて幕末維新・明治の元勲たちも多く手本にしたのでした。

終わりに

報徳二宮神社にある二宮尊徳像。筆者撮影

経済なき道徳は戯言であり、道徳なき経済は犯罪である。

これは二宮尊徳の名言ですが、高く理想を掲げながらも厳しい現実に立ち向かった生涯がよく表されています。

安政3年(1856年)10月20日に70歳で世を去った二宮尊徳。その遺徳を慕う人々によって神と祀られ、小田原城に隣接する報徳二宮神社をはじめ各地から参拝者が絶えません。

数々の困難を乗り越えて自己啓発を怠らず、天下万民の公益に尽くしたその生涯。

重い薪を背負いながらも読書を欠かさぬその姿は、令和の現代に生きる私たちへ志し高くあれと訴えかけているようです。

※参考文献:

三戸岡道夫著『二宮金次郎の一生』栄光出版社、2022年6月 笠原一男 監修『学習漫画 世界の伝記 二宮金次郎 農業の発展につくした偉人』集英社、1989年9月

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