「彼氏の家から原付で帰宅していた高校生の私。信号待ちの度に横に止まる軽トラの窓から職人が...」(神奈川県・50代女性) (1/2ページ)
シリーズ読者投稿~あの時、あなたに出会えなければ~ 投稿者:Iさん(神奈川県・50代女性)
高校生だったIさんはある真冬の日、原付で自宅へと帰っている途中だった。
凍えた手を温めながら信号待ちをしていると、不意に横に停まったトラックの窓が開いて......。

<Iさんの体験談>
四十年近く前、私が高校生だった時のことです。市外に住む彼氏の家から原付で帰宅途中、真冬の夜に国道134号線を走っていました。
その時、赤信号のタイミングで何度も横に止まる軽トラがいたんです。
「使ってない新品だから綺麗だよ!」信号待ちの度に凍えた手を吐息で温めていると、何度目かの赤信号でその軽トラックの助手席の窓が開きました。乗っていたのは職人さんと思われる人たちで、助手席から女性が
「寒いから、これしていきな!」
と言って、軍手を渡してくれました。

運転席の男性も「使ってない新品だから綺麗だよ!」と言います。私はビックリして、一度はお断りしたのですが、結局受け取る事にしました。
その軍手がとても温かかったのは言うまでもありません。こんなに親切な人が世の中には居るんだなと、高校生の私は感動したのを覚えています。
あの時、ちゃんとお礼も言えず、お名前も聞かずにいたことを後悔しています。