空に浮かぶ雲の中から薬剤耐性菌の遺伝子を大量に発見 (1/3ページ)

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空に浮かぶ雲の中から薬剤耐性菌の遺伝子を大量に発見
空に浮かぶ雲の中から薬剤耐性菌の遺伝子を大量に発見

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 細菌といえば、土の中や澱んだ水の中にいるものと思うかもしれない。だが、彼らは空にもいる。驚いたことに、それらは抗生物質への耐性すら備えているのだ。

 『via=ihub" target="_blank" title="" rel="noopener"Science of The Total Environment』(2022年12月29日付)に掲載された研究では、カナダとフランスの研究チームが、空に浮かぶ雲の中で大量のスーパーバグ、薬剤耐性菌の遺伝子を発見したと報告している。


 一体なぜそんなところに、しかもよりにもよって薬剤耐性菌がいるのだろうか? どうやら細菌は想像以上に舞い上がりやすく、それゆえに地上の活動は空の上の雲にまで影響を与えているようだ。

・空に浮かぶ雲の中にスーパーバグ、薬物耐性菌
 従来の抗生物質が効かない「薬剤耐性菌」は、スーパーバグとも呼ばれ、世界の医療にとって重大な脅威とみなされている。

 厚生労働省のレポートによれば、それで亡くなった人は2013年に少なくとも70万人。2050年には1000万人に増加すると予測されている。

 その脅威から身を守るためには、細菌そのものだけでなく、それがこの地球のどこで発生し、どう移動しているのか知ることが大切だ。

 ラヴァル大学(カナダ)とクレルモン・オーヴェルニュ大学(フランス)の研究チームは、フランスにある標高1464メートルのピュイ・ド・ドーム山山頂で、2年間にわたり雲を採取。そこに含まれているものを分析した。

 すると、雲の中には水1ミリリットルあたり約8000個の細菌がいたばかりか、同じ量の水に薬剤耐性菌の遺伝子が平均2万以上も含まれていることがわかったのだ。
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