VR酔い(サイバー酔い)の謎、なぜゲームで酔う人と酔わない人がいるのか? (1/3ページ)
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仮想現実(VR)にダイブしてのプレイは、これまでのゲームにはない圧倒的な没入感を味わえる素晴らしい体験だ。だが1つ大きな問題がある。乗り物酔い同様の気持ち悪さとなってしまうのだ。
まさに私がそうなのだけどVRゲームはもちろん、3Dのテレビゲームですらほんの数十分プレイしただけでも気持ち悪くなってしまう。これは「VR酔い」もしくは「サイバー酔い」と呼ばれるものだ。
だが、それも人それぞれで、すぐに酔ってしまう人もいれば、長時間のプレイでもへっちゃらな人もいる。なぜなのか?
『Virtural Reality』(2023年4月1日付)に掲載された研究では、VR酔いしやすい人とそうでない人がいる要因を探っている。
それによると、VR酔いのしやすさは、仮想世界と現実世界のズレに私たちの感覚がどう対応するかに関係しているという。その実験では、VR酔いしやすい人は垂直方向の知覚があまり変化しないことが判明している。
・体の平衡感覚と視覚情報に生じるズレ
私たちは、重力の感覚や目から入ってくる情報を元に、どちらが縦(垂直)なのか無意識に感じている。これが「自覚的視性垂直位」だ。
だが、あくまで主観的なものなので、実際の垂直方向とは違うこともある。
あなたが感じている垂直方向を確認するには、たとえば、底に真っ直ぐ線が引かれたバケツを顔にかぶる(周囲の情報を遮断するため)というやり方がある。そして、その線が垂直になるようバケツを回転させる。
その結果があなたが感じている垂直方向、つまり自覚的視性垂直位だ。そして、それは実際の垂直方向とは多少のズレがあるかもしれない。