マクドナルドのチキンナゲットで子供が火傷したとして両親が訴訟を起こす (5/6ページ)

カラパイア

ステラさんはその後、マクドナルドの駐車場で停車しているときにコーヒーを膝の間に挟み、ミルクとシュガーを入れるためにコーヒーの蓋を開けようとした。

 そのとき、誤ってカップが傾いてしまい、コーヒーがすべてステラさんの膝にこぼれ、着用していた服に染み込み、第3度の火傷の火傷を負った。

 ステラさんは、火傷の直接的な原因が自分の行動にあることは認識していたが、火傷の一因となったコーヒーの熱さは異常であり、この点についてマクドナルドは是正すべき義務があり、治療費の一部を補償するべきであるとして訴訟を起こした。

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 ニューメキシコ州の陪審員は、「訴訟と同様の苦情が過去10年間に700件あったこと、マクドナルドのコーヒーが客に提供される際の温度は摂氏約85度だが、家庭用コーヒーメーカーのコーヒーは華氏摂氏約72度であったこと、コーヒーを渡す際、マクドナルドはなんら注意をせず、またカップの注意書きも見にくいこと」などを理由に、ステラさんに20%、マクドナルドに80%の過失があると評決を下した。

 その上で、本来の填補賠償額(16万ドル)に懲罰賠償額(270万ドル)を含め、286万ドル(当時約3億円)の支払いを命じる評決が下された

 この事件は、訴訟大国アメリカを象徴するものとしてテレビ番組などで取り上げられたが、実際には、判事のスコット氏が評決後の手続で、懲罰賠償額を「填補賠償額の3倍」に当たる48万ドルに減額を命じ、最終的にはマクドナルドが合計64万ドルの賠償金支払いを命じる判決が下された。

 だがその後、和解が成立し、マクドナルドは60万ドル未満(非公開)の和解金をステラに支払ったそうだ。

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