ロボットにセーターを着せることで触覚を与える新技術 (1/3ページ)
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アメリカの研究者は今、せっせと産業用ロボットにのためにセーターを編んでいる。別にロボットが寒がりとかいうわけじゃない。「少~しも寒くないわ♪」と言わせるためにセーターを着せるわけじゃない。
ロボットに特殊なセーターを着せることで触覚を持たせるのだ。
ロボットは繊細でもあるし鈍感でもある。センサーでも搭載してやらない限り、彼らは何かにぶつかってもそれを感じられない。
それでは周囲にある物を壊したり、下手すると人間に怪我をさせてしまう恐れがある。
そこでカーネギーメロン大学の研究チームは「RobotSweater(ロボットセーター)」を開発した。ただ着せるだけで、ロボットに触れたことを感じさせることができるのだ。
・ロボットに触覚を与えるための特殊なセーター
ロボットセーターは、3枚の素材でなるレイヤー(層)構造をしている。
一番上と下の層は普通のナイロンで織られたもの。ただし、ちょっとした仕掛けがあって、その間に電気を流す金属繊維が縫い込まれている。
上下の層では金属繊維が縫われている方向が違い、それぞれタテかヨコに縫われている。2枚をピッタリと合わせると、金属繊維が格子状になるような感じだ。
それら2枚の間に挟まれているのが、もう1枚の層。こちらは電気を流さない網目のようなメッシュ層で、絶縁体としての役割を果たす。
上下の層は、メッシュ層のおかげで普段はお互いに離れている。ところが、何かが当たったりして圧力が掛かると、メッシュの隙間のところで上下層が接触する。
すると金属繊維の回路がつながって、電気信号が発生する。あとはこの信号を分析すれば、セーターのどの部分に圧力が加わっているのかチェックできる。