「どうする家康」武田勝頼、見事なり…え?第22回放送「設楽原の戦い」振り返り (2/7ページ)
祖父山君が伏床久間山等の敵の寨ども悉く攻おとされたり。……
※『東照宮御實紀』巻二 天正三年「長篠役(大戦之三)」
勝頼の退路を断つため、鳶ヶ巣山の奇襲作戦を提案した徳川家康(演:松本潤)。
織田信長(演:岡田准一)より「じゃあお前がやれ」と言われて逆上していましたが、ここは「大手柄の好機」と喜ぶところではないのでしょうか。
基本的に他人だのみでわめき散らすばかりの「神の君」。いい加減にしっかりして欲しいところです。
ともあれ武田の背後を衝くため鳶ヶ巣山の奇襲を買って出た酒井忠次(演:大森南朋)。その武勲は『徳川実紀』などに記されています。
天正3年(1575年)5月20日夜、忠次らは鳶ヶ巣山へ奇襲を敢行しました。
強い雨が降るなか広瀬川を渡り、21日の未明に敵陣へ火を放ちます。これを合図に長篠城からも奥平信昌(演:白洲迅)らが出撃。
武田勢は総崩れとなり、川窪信実(かわくぼ のぶざね。信玄の弟)は討死。他の砦もことごとく攻略したのでした。
これによって退路を断たれた勝頼は、前面の家康・信長を攻めざるを得なくなります。
夜陰に乗じて増水した急流を突破し、決死の覚悟で奮戦した忠次の勇姿を、ぜひ拝みたかったですね。