「どうする家康」武田勝頼、見事なり…え?第22回放送「設楽原の戦い」振り返り (4/7ページ)
家臣たちの緊張をほぐそうと、家康が忠次に海老すくいを命じたのでした。
♪え〜び〜すくい、海老すくい……♪
その絶妙な狂言が笑いのツボを直撃したのか、家臣一同大爆笑。すっかり緊張が解けて勇気が湧いてきたそうです。
死の恐怖さえ忘れて笑わずにはいられないとは、よほど滑稽だったのでしょう。
残念ながら、海老すくいの歌詞や振り付けは伝わっておらず、大河ドラマはじめ各地で演じられているものは後世のオリジナルです。
強さとユーモアを兼ね備えた酒井忠次。今後もその活躍に期待しています。
三段撃ちはもう古い?劇中で描写された「先着順自由連射」
長篠・設楽原の戦いといえば、武田の騎馬軍団を柵で食い止め、その向こうから火縄銃で狙い撃ちする描写が有名です。
それまで火縄銃と言えば、一発撃てば次の弾を装填するまでに30〜秒の時間がかかり、騎兵の機動力に勝てないというのが通説でした。
そこで編み出された三段撃ち。三人一組で(1)装填(2)構え(3)撃てをローテーションすることで、火縄銃の連射が可能になると言うのです。
しかし実際に検証してみたところ、装填の遅い者がいると、そこでつかえてしまいます。
これを解消するべく、近年の研究では三段撃ちに代わって先着順自由連射という戦術が考察されました。
先着順自由連射では、あらかじめ射撃列だけ決めておき、装填できた者から列に入って撃ったら後退して装填……を各自で繰り返します。
こうすると三段撃ちに比べて射撃間隔を大幅に短縮できました。