アラーム音にイラついた清掃員、冷凍庫のスイッチを切り25年の科学研究を台無しに (1/3ページ)

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アラーム音にイラついた清掃員、冷凍庫のスイッチを切り25年の科学研究を台無しに
アラーム音にイラついた清掃員、冷凍庫のスイッチを切り25年の科学研究を台無しに

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 誰でもイライラすることはあるだろうが、そのイラつきが、大きな被害をもたらすなど、その清掃員は思いもよらなかっただろう。

 大学の研究室で清掃作業を行っていた男は、なり続けるアラーム音がうるさくてしかたがなかった。その音は、研究のための細胞培養物やサンプルなどが保管されている超低温冷凍庫の温度の異常を知らせるための音だ。

 この音を止めようとした清掃員は冷凍庫の電源を切った。そのために、冷凍庫の温度は上がり、25年にわたる科学研究を台無しにしてしまったのだ。

 被害総額は100万ドル(約1億4400万円)にのぼるとして、同大学は清掃業者に少なくとも同額の損害賠償を要求中だ。
・清掃員が科学研究室のアラーム音と超低温冷凍庫の電源を切る

 訴訟に発展したこの1件は、2020年の9月17日に発生した。

 ニューヨーク州トロイにあるレンセラー工科大学の研究室(RPI)によると、研究室の清掃を契約していた業者「ダイグル・クリーニング・サービス」の清掃員が、絶え間なく鳴り続けるアラーム音にイライラし、勝手にブレーカーを落として音を消したという。

 この行為で、保管庫の超低温冷凍庫の電気が切れた。

 冷凍庫には、細胞培養物やサンプル、その他研究に必要なものが摂氏マイナス80度で保管されていた。

 しかし、稼働停止によって冷凍庫の温度がマイナス32度まで上昇。中の材料が損傷または破壊されてしまったという。

 冷凍庫のアラームはセンサーと連動し、設定温度の異常を知らせるもので、マイナス80度より上下すると音がなる。

 ところが9月14日より、冷凍庫の温度がマイナス78度と検知されアラームが鳴りはじめた。

 研究者らが中身を確認したところ保管物に問題がないことがわかり、センサーの誤検知と判断し、メーカーに修理依頼した。
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