墓泥棒が死者の呪いを防ぐため古代の墓に置いたオオカミの頭蓋骨(ルーマニア) (2/4ページ)
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遺体が埋められていた墓 / image credit:B. S. Szmoniewski
ポーランド、科学アカデミー考古学民族学研究所のバルトロミエジ・シモン・シュモニエフスキ博士によると、似たような火葬方法は、ローマ時代にドナウ川下流のカルシウムとして知られていた、ハルショヴァの町の古墳からも見つかっているという。・ローマ時代初期の火葬墓の興味深い風習
こうした火葬の名残りに加え、殻の中にそのまま残されて炭化した大量のクルミの実や、松ぼっくり、その他の植物の残骸も発見された。
焼けたクルミの存在は、ローマ時代初期の火葬墓でも知られる興味深い習慣だと、シュモニエフスキは語る。
「墓にクルミが存在する意味は、被葬者への贈り物として解釈できます。つまり、魂のための特別な食べ物ということです。調査を行っているドブルジアのカシムセア渓谷では、このような発見は初めてです」
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現場で発見された炭化したクルミの実 / image credit:B. S. Szmoniewski・墓泥棒が入り、霊の呪いを防ぐためにオオカミの頭蓋骨を置く
詳細な時期は不明だがその盗掘は古代のある時点で行われたと見られている。泥棒たちはすべてを盗むことはできなかったが、盗掘のために入った穴をふさぐ石の山の上にオオカミの頭蓋骨を残した。
これはおそらく、略奪にあった死者の霊がここから出て、報復してくるのを防ぐために、この場所を封印する儀式やまじないの一種だったのではないかという。