人間の心臓組織から9種のマイクロプラスチックを発見 (2/4ページ)
調査対象となったのは、心臓病の患者15人の心臓組織や血液だ。彼らが手術を受ける前後に組織サンプルを採取し、最新のイメージング技術や走査電子顕微鏡で分析した。
その結果、手術前と手術後のどちらの心臓組織からもマイクロプラスチックが見つかったのだ。ただし、すべての心臓組織から見つかったわけではない。
左心房付属器、心外膜脂、心膜脂肪組織からは、ポリメタクリル酸メチル(醤油など調味料容器や仕切り板に使用されるプラスチック)の微小粒子を発見した。
他にもペットボトルや衣類に使用されるポリエチレンテレフタレートや、様々な用途に利用されているポリ塩化ビニルも発見された。
合わせて9種類のマイクロプラスチックが発見されており、最大のものは直径184マイクロメートルだった(人間の髪の毛の太さの2~3倍くらい)という。
さらに恐ろしいことに、血液中のマイクロプラスチックについては、手術の前後で種類や直径が変わっていた。
このことは、まさに手術の最中にマイクロプラスチックが体内に入り込んだだろうことを示しているという。
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・大量生産からわずか1世紀で地球上に広まったプラスチック
マイクロプラスチックは、南極の氷から北極の雪まで、地球の隅々まで存在している。大量生産されてからわずか1世紀で、プラスチックがこれほど普及したのは驚異的なことだ。