「おぐらが斬る!」世界から嫌われる中国 今度は紙の上の侵略か (1/2ページ)
中国が発表した新しい標準地図が物議を読んでいる。
沖縄県の尖閣諸島を中国名の釣魚島と表記し、南シナ海のほぼ全域を自国のものとしていて、さらに台湾も自分の領土とし、南シナ海に接する国は、激怒している。中露国境に位置する大ウスリー島のロシア領部分も中国領としている。インドとの紛争地も自国領と表示しておりインドも当然反発。先日閉幕したG20はインドで行われたが、習近平ははじめて欠席した。
その理由として、G20開催国のインドなどがこの地図に激しく反発をしていることで、もし習近平本人が、インドのモディ首相など各国から批判され、つるし上げられたくないという思いから、欠席したのではないかというのがもっぱらの噂だ。
習近平自身は、2013年から毎年出席しているくらいG20を大切にしており、今年もこの会議で存在感を示したかったはずだ。
特にインドは、BRICS(ブリックス)の覇権争いしているライバル国でもある。インドは人口で中国を抜いて世界一になり、中国の海洋進出に対抗すべく国産空母を作った。
一方なぜ中国は多くの隣国に嫌われるような地図を作り、なぜいま発表したのか?
中国はいま経済的失策が続き、国民の不満がたまってきている。
中国国民のこれらの不満を共産党政府にだけは向けてほしくない。昨年冬に中国では、ゼロコロナ政策への不満が共産党政府や習近平に向かい「白紙運動」というデモが起きたことがあった。
中国共産党はそのときは逮捕に踏み切らなかったが、逮捕者が出るのはゼロコロナ政策が終わって、みんなが安心したころ、デモの様子を撮影した動画から1人ひとりを割り出し、逮捕していったのだ。逮捕者はどれくらいの数になるのかは不明である。そして秘かにいまも逮捕が続いていると言われている。
習近平や中国共産党は、それぐらい市民の反乱を怖れている。海外からの批判よりも、国内の不満を鎮めたい。そのためには、市民が国に逆らわないように「愛国教育」に力を入れる。この地図もその愛国教育の一環だ。
この新しい標準地図には一つのモデルがある。