マウス実験でわかったこと。マイクロプラスチックはあらゆる臓器に侵入し、行動に変化 (5/6ページ)
体内のマイクロプラスチックのライフサイクルについては、まだよくわかっていません。
マイクロプラスチックは歳をとるにつれて、全身性の炎症を引き起こすのでしょうか? 簡単に体内から取り除くことが可能なのでしょうか? 細胞はこうした異物に異常な反応を示すのでしょうか?何度も言うように、今回の研究結果が、人間に直接当てはまるとは限らない。だが、このような動物モデルによる実験は、臨床研究の重要な第一歩となる。
2022年の同様の研究では、ポリスチレン微粒子がマウスの脳に蓄積することで、炎症や記憶力の低下といった症状が出ると述べている。
だが今回の研究では、少なくともそのような症状は見られていないという。
ロス博士らは今後、こうしたマイクロプラスチックの影響について詳しく調査する予定であるそうだ。
この研究は『International Journal of Molecular Science』(2023年8月1日付)に掲載された。