事故で保護された動物、犬とパンパスギツネの珍しい交雑種であることが判明 (3/6ページ)

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A)今回発見された動物、B)一般的なパンパスギツネ / image credit: Flavia Ferrari・遺伝子検査で交雑種であることを確認
 交雑種であるという証拠は遺伝子レベルで確認されている。この子の細胞には染色体が76本ある。

 この子が発見されたヴァカリア島周辺に生息する動物で、染色体が76本あるのは、タテガミオオカミだけだ。だが、この子の姿はタテガミオオカミとは違う。

 一方、パンパスギツネの染色体は74本、イヌの染色体は78本だ。

 子供は母親と父親からそれぞれ半分ずつ染色体を受け継ぐ。

 仮にパンパスギツネとイヌから子供が生まれるのだとすれば、両親から染色体をそれぞれ37本と39本もらうことになるので、子供の染色体は合計76本になる。よって保護された子の染色体の数と一致する。

 この発見を裏付けるために、フレイタス教授らはさらに「ミトコンドリアDNA」に注目した。このDNAは、「核DNA」とは違い、母親からしかもらえない。

 その分析から、この個体の母親はパンパスギツネであることがはっきりした。一方、核DNAからは、イヌとパンパスギツネ両方の遺伝物質が混ざっていることがわかったのだ。

 つまり、この個体が本当に犬とパンパスギツネのハイブリッドであることが確認されたのだ。ちなみに父親である犬の犬種はわかっていない。
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