宇宙の大部分がダークエネルギーでできていることを示す新たな研究結果 (1/4ページ)
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宇宙の構成に関する新たな計測によると、その大部分、約69%が謎めいたダークエネルギーで構成されていることが明らかになった。つまり残りの31%がなんらかの物質となる。
これは千葉大学の石山智明准教授らによる新たな分析結果だ。
こうした宇宙に存在する物質量は過去にも計算されたことがあるが、今回それとはまったく別の方法で行われ、従来とほぼ同じような結果が導き出された。
このことは、天文学者たちが宇宙に存在する物質エネルギー密度の正解にかなり近づいているだろうことを物語っている。
・宇宙に物質はどれほど存在するのか?
宇宙に物質はどれくらい存在するのか?これは天文学においてもっと重要な問いの1つだ。
なぜなら宇宙に存在する物質の量は、広大な宇宙の構造にかかわるだけでなく、宇宙の運命すら決めているからだ。
ビッグバンではじまった宇宙はどんどんと膨張する。だが物質には重力があるので、それが十分にあれば、宇宙の膨張はやがて減速して収縮(ビッグクランチ)に転じるはずだ。
ところが、宇宙の膨張は減速するどころか、何らかの力によって加速しているだろうことが明らかになっている。この何らかの力が、「ダークエネルギー(暗黒エネルギー)」と呼ばれる仮説上の力だ。
だからこの宇宙が最終的にどうなるのか占ううえで、宇宙に存在する物質の全体量や、ダークエネルギーとの割合が決定的に重要となる。