「どうする家康」今までずっと、ありがとう!そして新天地へ…第37回放送「さらば三河家臣団」振り返り (2/11ページ)
もしも関白殿下が間違ったことをしたら、私が止める……そんなことを言っていた石田三成(中村七之助)は、果たして家康と同じ星を見ることが出来るのでしょうか?
……などなど色々目まぐるしい今週も、さっそく気になるトピックを振り返っていきましょう!
北条氏政・氏直の末路北条氏政「我らはただ、関東の隅で侵さず侵されず、我らの民と豊かに穏やかに暮らしていたかっただけ……」
本作の設定では亡き瀬名(有村架純)が掲げた「慈愛の国」に従い、非戦の「夢」を貫いていた……と言っている北條氏政。
しかし当時の北条氏は常陸の佐竹氏や安房の里見氏などと激しく争っており、また関東に進出してきた織田家臣・滝川一益らとも衝突していました。
何より本能寺の変直後は空白地帯となった武田旧領を巡って上杉景勝や家康、そして真田昌幸(佐藤浩市)らと分捕り合戦を繰り広げていることは、劇中でも描かれています。
夢や星を見るなとは言いませんが、為政者にはどうか領民や現実を見ていて欲しいものですね。
まぁそんな過去のことは忘れて、滅亡後の北条氏政・北条氏直(西山潤)父子はどうなったのでしょうか。
……小田原にも松田某などいへる腹心の輩。寄手に内通するものも多ければ。いまは孤城守りがたく防戦の手だてをうしなひ。氏政氏直父子はじめ一族家人等皆降をこふをもて。氏政にははらきらせ。氏直をば助けて宗徒の家人をそへ高野山にをしこめぬ。