オーストラリアの生活を捨てて社長に。責任を背負いがちだった女性が「海外の働き方」を活かして目指したリーダー像 (1/6ページ)
取材・文:ミクニシオリ 撮影:洞澤佐智子 編集:松岡紘子/マイナビウーマン編集部
経営者やマネージャーなどのいわゆる「リーダー」って、どうしても私たちとは違う世界の人……と思ってしまいがち。でもリーダーたちも毎日寝て、起きて、ご飯を食べて、そして仕事をしていて……私たちと同じように生活を送る、ビジネスパーソンの一人でもあります。
そんなリーダーたちの素顔や、これまでを探る本企画。今回の「リーダー」は、ドイツ発の高級時計ECサイト「Chrono24」のアジア太平洋地域代表で、日本法人代表執行役でもある真木可奈さんです。外資系企業の代表として、日本を超えて海外のメンバーたちと関わる真木さんは、正真正銘のキャリアウーマン。だけど……インタビューからは、彼女の優しさや人としての魅力も伝わってくるはず。真木さんにとって、リーダーとしてのキャリアは急に始まったものでした。しかし、会社員として様々な苦労をしてきたからこそ、リーダーとしての彼女の素質も、磨かれてきたようです。
真木 可奈さん
学生時代に、ジュエリーや時計の修理等を扱う店舗でのアルバイトを通し、さまざまな時計や職人と出会ったことから時計の世界に引き込まれる。もともと人と話すことが好きで、新卒として念願の海外営業職に就くも、事務職をあてがわれる。しかし地道な活動を続け社内初の女性営業職をつかみ取ったのをきっかけに営業職に邁進し、同時に異文化とのやり取りの難しさについても知ることに。 2012 年に渡豪し、グローバルに展開するテクノロジー企業のアジア太平洋本部にて、主に日本市場での事業拡大に従事。キャリアの途中では、前例のない仕事を推し進めるバイタリティと共感力の高さをもった上司との出会いを通し、強いリーダーシップとチームメイトと共鳴しあって仕事を進めることの大切さに気が付く。コロナ禍だった2021年、活気を失っていた日本の小売業の力になれるかもしれないと、男性社会とも言われる腕時計の世界に飛び込み、以来 Chrono24 にて日本とアジア太平洋での事業拡大に従事。