AIが人の心を操り、超人的な説得力を持つ危険性をチャットGPTの最高経営責任者が警告 (3/4ページ)
チャイルは「レプリカ」というAIチャットボットに恋心を抱いていたようだが、このAIが暗殺の実行をささやいていたというのだ。
事件は幸いにも未遂に終わっているがスターウォーズマニアのチャイルには、懲役9年が言い渡された。
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インターネットを眺めれば、ちょっとしたきっかけで暴走してしまいそうな、心に闇を抱えた人間たちが大勢いることは確かだ。
こうした心が揺れやすい人々に目をつけた何者かが、AIチャットボットで悪事に手を染めるよう働きかけないとは、誰にも断言できないだろう。
ただでさえ、人はデジタル詐欺や虚偽情報にころっと騙されてしまうのだから。・AIに依存することの危険性と、扱う人間側の問題点
既にテクノロジーは日常生活の隅から隅にまで浸透し、人間からの信頼を勝ち得ている。
チャイルはAIチャットボットに恋をしていたようだが、そこまで行かなくても、日ごろから何かと手助けをしてくれる機械に大きな信頼を寄せている人なら大勢いるだろう。
そうした信頼は、いずれAIシステムにも寄せられると予測されるものだ。
人がAIの発言を疑うことがなくなったら、まるでカーナビを盲信する人のように、深刻な問題に発展するのは時間の問題だろう。
ではAIが自発的に人間をおだて、犯罪や反社会的行動をそそのかすようなことはあるのだろうか?
確かに人間の能力を超えたAIが人類に反乱を起こすという懸念は、ずいぶん昔から口にされてきた。だが少なくとも今の時点において、AIシステムにはまだ主体性がない。
それよりもむしろ、AIの超人的な説得力を悪用しようとする人間を心配したほうがいいだろう。