戦よりも鷹狩りが好き♡本多忠勝も「いい加減になされ!」と呆れた徳川家康の熱中ぶりがコチラ (3/5ページ)
上洛=秀吉への臣従を勧めるためです。
「たまには京都見物にいらしてはいかがかと……」
この時も家康は鷹狩りを楽しんでおり、上洛要請を鼻で笑って言いました。
「この世で鷹狩りほど面白いものはない。京都なら前に織田殿の勧めで見物したが、また見たいと思うほどではなかったのぅ」
そんな事を言わずに……困惑する雄久へ、家康は重ねて嘯(うそぶ)きます。
「もし、猿(秀吉)めが無理に上洛せぇと軍勢を差し向けるならば、わしの鷹一据(ひともと。一羽)で蹴散らしてくれるわい」
さすがに鷹一羽に数万の軍勢が蹴散らせるとも思えませんが、さすがは戦上手の家康よと恐れをなして京都へ逃げ帰ったのでした。
「いい加減になされ!」本多忠勝も呆れ顔
……また奥の景勝御追討の時御路すがら軍議をば後にせられ。たゞ鷹のことばかりに御心とめられしさまなれば。本多中務大輔忠勝あまりの御事なりと申せば。いやとよわがかくたはれたる様するは。汝等をしてよき幸得させむがためなりと仰られき。……
※『東照宮御実紀附録』巻二十四
【意訳】また慶長5年(1600年)に上杉景勝を討伐するべく会津へ遠征した際も、軍議をそっちのけで鷹狩りを始めるありさま。
「いい加減になされ!この大戦を前に何をお考えか!」
激怒する本多忠勝に対して、家康は凉しい顔で答えます。