戦よりも鷹狩りが好き♡本多忠勝も「いい加減になされ!」と呆れた徳川家康の熱中ぶりがコチラ (5/5ページ)
甓を運びしためしおもひ出ていとかしこし。(中泉古老諸談。)……
※『東照宮御実紀附録』巻二十四
そんな家康の鷹狩り狂いですが、家康には家康の言い分があったようです。
「よいか。鷹狩りは単なる遊びではないのじゃ。ちゃんと実益も考えておる」
では、その実益とはどんなものでしょうか。
(1)遠く外出することで領民たちの視察ができる。
(2)寒い冬も暑い夏も走り回るのでよい運動になり、健康が保てる。
(3)朝早くから運動するので食事が旨く、夜は早く眠くなる。
(4)自然と房事から遠ざかるため、何よりの摂生となる。
(5)なまじ薬を飲むよりよっぽどいい。病気は治療より予防が大事。
(6)何より将兵らの軍事調練を兼ねることができる。
などなど。また(7)狩った獲物は自分たちの食事になる、や(8)地形を知悉することで戦術を立てられる、も忘れてはいけません。
こんなよいことづくめの鷹狩りですから、家康はこよなく愛したようです。
ただ趣味に時間を浪費するのはもったいない。せっかく時間を使うなら、とことん実益を追求しよう……実に家康らしい趣味と言えるでしょう。
※参考文献:
『徳川実紀 第壹編』国立国会図書館デジタルコレクション日本の文化と「今」をつなぐ - Japaaan