酷すぎる!だけど…内裏へ送り込まれた藤原遵子(中村静香)に向けられた心ない侮辱とは【光る君へ】 (2/4ページ)
「この女御は、いつか后に立ち給ふらむ」
※『大鏡』より
【意訳】こちらの女御(詮子)サマは、いつ中宮になられるんでしょうね?
ちょっと常識を疑ってしまう発言ですね。
ライバルとは言え、一度勝負がついたのなら、味方にはつけられなくてもあえて挑発するメリットなど何もないはずです。
今は何も言い返せない詮子や兼家たちは、ただ耐え忍ぶよりありませんでした。
何たる侮辱!しかし元はと言えば……しかし昔から「奢れるもの久しからず」とはよく言ったもの。公任はやがて反撃を喰らうことになります。
遵子は子宝に恵まれず、一族の焦りや周囲の蔑視に苛まれていたのでした。
皇后になっても、子供とりわけ男児を産まない女性の立場は非常に脆いものです(現代からすればとんでもない価値観ながら、そういう時代でした)。
更に歳月が流れて詮子が生んだ一条天皇が即位すると、遵子との力関係は逆転します。そうなると、かつての恨みを晴らすのは今とばかり反撃が繰り出されました。
詮子に仕える女房の一人・進内侍(しんのないし)が公任に言い放ちます。