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大西洋の海洋循環が崩壊に向かっていると新たな研究が指摘
大西洋の海洋循環が崩壊に向かっていると新たな研究が指摘

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 熱帯から北大西洋に暖かい海水を運んでいる「大西洋南北熱塩循環(AMOC)」は、すでに崩壊しつつあるという。

 新たな研究は、もしも海流が止まってしまえば、それは世界の気候に重大な影響を与えるだろうと警鐘を鳴らしている。

 『Science Advances』(2024年2月9日付)に掲載された研究では、大規模なコンピュータ・シミュレーションを行い、AMOCの崩壊を告げる新たな予兆を発見した。

 大西洋の海の循環が本当に止まりつつあるのかどうかは、これまで不明な点が多かった。しかし、オランダ、ユトレヒト大学の研究チームは、「気候研究における長年の問題に明確な答えを与えるもの」と述べている。

・大西洋の海洋循環の役割
 「大西洋南北熱塩循環(AMOC)」とは、世界規模で起きている大きな海水の循環の1つだ。

 赤道から大西洋を横断して北極へ流れた海水は、だんだんと冷やされて”重たくなる”。

 こうした海水は、北大西洋グリーンランド沖で沈みこみ、今度は海底を南へと流れていく。するとだんだんと温まって上昇し、また北極へと向かう。これがAMOCだ。

 AMOCは、ただ海で起きているだけの現象ではなく、気候とも密接な関わりがある。

 温かい海水によって熱が北極に運ばれ、北西ヨーロッパと北大西洋を温めるからだ。AMOCがなければ、こうした地域はもっと寒くなっていたと考えられる。
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