史実にはない?清少納言との出会い。大河ドラマ「光る君へ」2月11日放送の気になるトピックを振り返り! (3/6ページ)

Japaaan

日記文学の先駆け的存在であり、後に紫式部(まひろ)も大きく影響を受けたのでした。

しかし、まだ兼家が生きているというのに、このボロっカスぶりは凄まじい。現代語訳も出ているので、よかったら読んでみて下さい。

ただし妻からの一方的な主張なので、夫の言い分も聞いてみたいところです。

さて、今週のF4は?

才覚において当代随一と謳われた藤原公任。菊池容斎『前賢故実』より

花山天皇の治世において、藤原義懐ら側近グループに取り入るか、あるいは右大臣家につくか。若き俊英らは悩んでいました。

藤原行成(渡辺大知)……右大臣家(でなければ道長に通報しない)

藤原斉信(金田哲)……義懐グループ(妹の伝手を頼みにしたいが……)

藤原公任(町田啓太)……検討中(関白家の盛り返しを図りたい。どっちにつくのが有利か)

と言ったところでしょうか。

劇中では酒と女で接待し、彼ら自身よりもその父親が目当ての義懐に対し、自分たち自身の才覚と意欲を評価してくれた道隆。これは有能な若者ほど、右大臣家になびくのではないでしょうか。

せっかくなので、彼らの漢詩から読み取れるメッセージについても、ざっくり振り返っておきましょう。

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