史実にはない?清少納言との出会い。大河ドラマ「光る君へ」2月11日放送の気になるトピックを振り返り! (4/6ページ)

Japaaan

藤原行成
「先代・円融天皇の治世を思い出す。花山天皇自身はともかく、その側近たちは新しい世に不釣り合いだ」

藤原斉信
「この若き才能を、存分に活かして欲しい。すでに人生の1/3も過ぎてしまったのだから。妹の伝手で立身したいが、才能を評価してくれるなら、別の選択肢も考える」

藤原公任
「花山天皇の政治は、貞観の治(唐の太宗皇帝による理想的な政治)を彷彿とさせる。何の不満があるだろうか。あるとするならば、その側近たちに問題がある」

みんな、そこはかとない不満と野心が感じられます。道隆はこれを巧みに酌みとったのでした。

あと、劇中ではじっくり鑑賞できませんでしたが、それぞれの筆跡も実に味わい深いものでしたね。

特に後世「三蹟」の一人に挙げられる行成の(手)タレントさんは、毎回緊張しているのでしょうか。

白楽天(はくらくてん)と元微之(げんびし)とは?

元微之と白楽天(画像:Wikipedia)

白居易:大暦7年(772年)生~会昌6年(846年)没

元稹:大暦14年(779年)生~大和5年(831年)没

さて、劇中で言及された白楽天と元微之。唐代を代表する詩人として知られる二人は、終生の親友と伝わっています。

ちなみに、白楽天の「楽天」は字(あざな)。成人男性が名乗る通称で、本名は白居易(きょい)です。国語の教科書で、その名を見覚えの方も多いのではないでしょうか。

対する元微之の本名は元稹(しん)。

「史実にはない?清少納言との出会い。大河ドラマ「光る君へ」2月11日放送の気になるトピックを振り返り!」のページです。デイリーニュースオンラインは、白居易元稹ききょう蜻蛉日記右大将道綱母カルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る