邪気を祓う魔除け!?古くから神聖な食べ物とされた「小豆」はいかにしてスイーツとなったか?【前編】 (2/4ページ)
小豆は古くから神聖な食べ物とされていました。これにはいくつかの理由が考えられます。例えば、太陽信仰にちなみ小豆の赤い色が邪気を祓う魔除けの色だと考えられたことが挙げられます。
あるいは、中国で小豆の皮の色を「陽」の色とする伝承が伝わり、災いとしての「陰」の気を封じるという考え方が採用されたのかも知れません。
いずれにせよ、こうした信仰を土台として、小豆を使った料理は神聖で特別なものと見なされるようになりました。例えばめでたい日に食べる赤飯や、邪気にやられやすい季節の変わり目に食べるぼたもち・おはぎなどがあります。
こうして、小豆は日本の食文化に深く根付いていきます。
和菓子の歴史さて次に、和菓子の歴史を簡単に振り返ります。
古代の日本では、菓子はフルーツを意味しており「果子」と表記されることもあったようです。いわゆる「お菓子」として知られるようになったのは七世紀頃と言われており、中国から「唐菓子」がもたらされたのがきっかけでした。