乱れた男女関係に紫式部も苦悩!?平安時代、宮中に仕える「女房」は必ずしも名誉ある仕事ではなかった (1/3ページ)
「宮仕え」に対する当時の見方
大河ドラマ『光る君へ』で話題沸騰中の紫式部ですが、彼女は夫に先立たれてシングルマザーとなった後、宮仕えを始めています。
彼女のように、宮中に仕える女性を「女房」と呼びました。今回はこの「女房」のことについて解説します。
女房たちは住み込みの部屋(局)を与えられ、身分や出自によって、上臈(じょうろう)・中臈(ちゅうろ)・下臈(げろう)に分かれていたとされています。
上臈は主に二~三位以上の身分でした。四~五位の紫式部や清少納言は中臈の女房となります。
清少納言(土佐光起画『清少納言図』・Wikipediaより)
さて、天皇の後宮に仕える女房という仕事は晴れがましい仕事だと思われがちですが、研究者たちは「当時の貴族にとって必ずしも名誉なことではなかった」と指摘しています。