インターネットが人間の道徳性に及ぼす影響が最新の脳科学研究で明らかに (2/4ページ)

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photo by iStock・インターネットによる4つの歪み
・共感疲れ:
誰かを思いやることに疲れてしまうことだ。そもそも他人に共感するというのは、脳の認知機能的にはかなり負荷の高い作業だ。

インターネットでは、共感を求めるような情報が四六時中発信されているので、それによって認知機能に過剰な負荷がかかり、誰かを思いやることに疲れてしまう。

・公での批判:
ネットではちょっとした悪事や間違いでも、まるで鬼の首を取ったかのように批判が寄せられる。よく見かける炎上は、それが極端に現れたケースだろう。

悪事を働いた者を罰したいという気持ちは誰にでもある。こうした心理は、集団生活を送るための進化的適応だと考えられている。

ところが、ネットではその他者を罰するという行為があまりにも簡単に、しかも匿名で何の責任も取らず容易にできてしまう。だからネットユーザーはちょっとした悪事を見つけると、その甘い衝動に身を委ねてしまうのだ。

・いい人アピール:
こうした他者を批判する行為は、自分がどれだけ正義感があり、道徳的な人間であるかをアピールする行為でもある。

このアピールは「いいね!」や「シェア」をするといった手間もお金もほとんどかからない方法で行われることもある。

残念なことに、どれほどアピールしたところで、それが実際に人を助けることはほとんどない。

・非効率的な集団行動:
オンラインでは比較的簡単に人を集め、組織化することができる。それゆえに大規模な社会運動につながることもあるが、それは根が浅く持続力のない、刹那的なものになりがちだ。
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