実際に予知夢は存在するかもしれない。神経科学者がラット実験で明らにしたこと (1/3ページ)
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「夢が未来の出来事を予知する」という驚くべき可能性について、アメリカの研究チームは驚くべき発表を行った。
眠っているラットの脳を覗き込んだところ、ニューロンが最近起きた過去の経験の記憶を残そうとする一方で、新しい経験の記憶を調整していることを発見したという。
この研究が重要なのは、睡眠中に生じた神経可塑性を直接観察することに成功した事例だからだ。それはまるで夢の中で未来を予知しているかのようだったという。
・睡眠中のニューロンは何をしているのか?
特定のニューロン(神経細胞)は特定の刺激に反応して発火する。たとえば、視覚野のニューロンなら、適切な視覚刺激に対して発火する。
ミシガン大学のカムラン・ディバ博士らが試みたのは、この視覚に特化したニューロンが、新しい経験をもとに”世界のイメージ”(表象)を作り出すプロセスを調べることだ。
具体的には、研究チームは「リップル波(海馬で発生する100から200ヘルツの脳波)」という神経活動パターンを追跡した。このパターンに、経験のどの部分を記憶に残すべきなのか目印をつけるなど、新しい記憶を定着させる役割がある。
今回の研究が画期的なのは、睡眠中のニューロンが空間的表象を安定させるプロセスを観察しているところだ。
ライス大学のケイレブ・ケミア博士は、「目が覚めると、問題の理解が深まっているという経験は誰にもあるでしょう。だから一部のニューロンが、その表象を変化させるのではないかと想像していました」と話す。
だが、それを証明するには、睡眠中のニューロンがどうやって空間的な表象を調整しているのか観察する必要があった。