米空軍、最新戦闘機用に視界360度の究極のヘルメットマウント・ディスプレイを開発 (3/5ページ)
それは360度の全方向をカバーしており、パイロットは頭を動かすだけで、まるでVRゴーグルを装着しているかのように機体の周囲を眺めることができる。
視界を遮るものはなく、下を見下ろせば自分の体も機体も透けて、地面まで見通せてしまう。
同時にARゴーグルのようでもある。
Gen III HMDSには飛行状況やセンサーからのデータが表示され、パイロットに現在の状況を常に知らせ続ける。外に機影が出現すれば、味方なのか敵なのかマーカーで区別することだってできる。
また視野30×40度の暗視機能が内蔵されているので、夜でも安心だ。機体の赤外線カメラを通じて、パイロットは完全な暗闇でも完璧に視界を確保できる。
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暗視機能があるので、夜間でもパイロットの視界は完全に保たれる/USAF
これだけの性能があっても、戦闘機である以上、完全な安全は保証されていない。
だがGen III HMDSは550 KEAS(ノット等価大気速度 = 約1018km/h)までの速度に対応しているので、万が一の時でもパイロットは機体から脱出することができる。
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究極のヘルメットマウント・ディスプレイ「Gen III HMDS」横から見るとこんな感じ/Collins Aerospace・すべてオーダーメイド
こうした性能をフルに発揮するため、Gen III HMDSは基本オーダーメイドだ。パイロット全員の頭部が3Dスキャンされ、ヘルメットの裏張りが1人1人に合わせてしつらえられる。