未来の刑務所では犯罪者に偽の記憶を脳に植え込み更生を促す処置が行われるかもしれない (1/5ページ)
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未来の刑務所では、AIによる偽の記憶をダイレクトに脳に植え付け、犯罪者の更生を目指すようになるかもしれない。
イエメン出身の分子生物学者ハシェム・アル・ガイリ氏の最新のアイデアは、まるで映画マトリックスのような人工記憶移植システム「コグニファイ(Cognify)」だ。
コグニファイはAIによって生成された更生用ストーリーを、受刑者の脳に直接書き込むことで、反省を促し、他者への思いやりを育むための装置だ。
倫理的にまだ問題のある技術だが、受刑者に犠牲者の視点からの記憶を永遠に植え込むことで、彼らに後悔の念を抱かせることが可能になるという。
・受刑者に偽の記憶を移植するシステム
コグニファイによる更生プログラムは、まず受刑者の同意を得て行われるという。
受刑者がそれを受け入れるなら、脳のスキャンが行われ、記憶や思考を司る領域が詳細にマッピングされる。そして、そこをターゲットに更生用の人工記憶が脳にインプラントされることになる。
受刑者は頭部に専用のデバイスを取り付け、何やらカプセルらしきものの中に収容される。
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・犠牲者が味わった苦しみを超リアルに体験
すると、受刑者が犯した犯罪やその人格などに基づいて、犠牲者の視点から見た記憶など、AIが適切な人工記憶を生成し、それを神経細胞にダイレクトに植え付ける。
それは超リアルなバーチャル体験だ。例えば、暴力犯であれば、被害者やその家族が味わった苦痛や悲しみを追体験させられるかもしれない。
違法薬物で捕まった受刑者であれば、依存症やリハビリの苦しさを体験させられるかもしれない。