未来の刑務所では犯罪者に偽の記憶を脳に植え込み更生を促す処置が行われるかもしれない (2/5ページ)
コグニファイによる人工記憶では、神経伝達物質やホルモンまで操作されるので、それにともなう自責の念や後悔といった感情はすべて本物。
だから作られた記憶ではなく、自らの体験同然のものとしてそれを味わうことになる。
こうした人工的な経験を通じて、反省をうながし、他者への思いやりを育むのだ。コグニファイが主眼としているのは罰ではなく、あくまで更生だ。
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・人工記憶を植え付けることで刑期が短縮される
偽の辛い記憶を永遠に受け付けられるなど、とてつもなく恐ろしく思えるが、受刑者にはそれに同意するメリットがあるのだろうか? もちろんある。
それはコグニファイの人工記憶は数ヶ月や数年に感じられるかもしれないが、現実にはほんの数分で移植が完了することだ。
つまり受刑者はこれまでのように長期間の服役を強いられることなく、実時間的には早々に社会復帰の準備を終えることができる。
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・本当に実行可能なのか?
だが実体験のような人工記憶を植え付けるなど、本当にできるのだろうか? 少なくともその実現可能性を示唆するような研究ならある。
例えば、過去には眠っているマウスに幸せな記憶や、電撃を浴びるという恐怖の記憶を移植することに成功している。