宇宙飛行士が排出した尿を直接ろ過、飲料水として飲むことができる宇宙服が開発される (3/4ページ)
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尿採取用シリコカップのCAD モデル。左: 男性バージョン、右: 女性バージョン / image credit:Luca Bielski
尿が検出されると、カップから真空ポンプで吸い上げ、背中のバックパック(38 × 23cm、重さ8kgだとのこと)に送られる。
するとその内部の濾過フィルターが尿をきれいにして、給水バッグに補充するという仕組みだ。
尿リサイクル装置は、まだ初期のテスト段階にある。それでも、このシステムによって尿の主な成分を効果的に除去し、健康的なレベルにまで塩分濃度を下げることができたと、『Frontiers in Space Technology』(2024年7月12日付)で報告されている。
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衣服内で集められた尿は、背中のバックパックでろ過されて、きれいな飲料水になる/ image credit:Karen Morales・宇宙オムツがなくなり、尿の再利用が可能になる未来
画像をご覧の通り、尿リサイクル装置は、かなりかさばる雰囲気だし、電力も必要とする。
宇宙服のスペースとバッテリーには限りがあるため、これを採用するなら代わりに別のものを妥協する必要もあるかもしれない。
だが宇宙飛行士の健康を守り、パフォーマンスを向上させるリサイクル装置は、検討する価値のあるトレードオフであると研究チームは主張する。
現時点では一応の性能が確認されたのみで、機能や使い心地をアップさせるために、今後人間でさらに研究を続ける必要があるとのこと。
また、無重力の宇宙で本当に機能するのかどうかも確認する必要がある。