夜型の人は朝型の人より脳の認知能力が優れているとする研究結果 (2/4ページ)
夜型の認知テストのスコアは、あるグループでは朝型より13.5%高く、また別のグループでは7.5%高かった。
なんと朝型は両タイプの中間である中間型よりも成績が悪く、スコアが10.6~6.3%低いという結果だった。
これらの差は統計学的にも意味があるものだ。つまり、この認知テストではたまたま朝型の参加者の調子が悪く、そのせいで成績が振るわなかったとは考えにくいのだ。
なおこの結果は、年齢・性別・喫煙や飲酒の習慣・心臓病や糖尿病などの慢性疾患の有無といった、認知機能に影響しそうな要因を考慮したうえで出されたものだ。
生活習慣や健康もやはり脳のパフォーマンスに影響しており、一般に若い人や慢性疾患のない人は、認知機能テストでいい得点を残す。また健康的なライフスタイルを送る人も同様だ。
今回の研究によるなら、こうしたことを加味しても、やはり夜型と朝型の違いは、脳の働きに関係していると考えられるのだという。
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photo by iStock・ただし研究には個人差がある。まずは健康的な睡眠習慣を
なおこうした結果は、必ずしも夜型だからといって、絶対に優れた認知機能の持ち主であるという意味ではないことに注意しよう。
インペリアル・カレッジ・ロンドンのラハ・ウェスト博士は、あくまで「全体的に見るとそのような傾向がある」だけだと説明する。つまり個人差が生じるのだ。
とはいえ、どうせなら自分も朝型から夜型に切り替えたいと思う人もいるだろうが、体に染みついた習慣を変えるのは難しい。
仕事の関係上、どうしても朝早く起きて活動しなければならない人もいるだろう。