藤原定子が遺した寂しく悲しい三首の遺詠…大河ドラマ「光る君へ」7月21日放送振り返り (3/6ページ)

Japaaan

えいが

そんな彰子が一条天皇の興味を惹くようになったのは、劇中でも演じられた笛の一件です。

「笛の音は聴くものであって、見るものではありません」

だから顔を向けず耳を向けている。理屈は分からんでもありませんが、普通に考えて失礼でしょう。

畏れ多くも天皇陛下に対し奉り、何たる暴言……と思いきや、一条天皇は大らかに笑い飛ばしました。

【意訳】「だから貴女は幼いと言うのです。70のお爺さんをやり込めるなんて、恥ずかしいじゃありませんか……」

※『栄花物語』より

自身を70のお爺さんに喩えるのは、あまりに幼い彰子を女性として見ていないことの表れでした。

しかし、この一件で面白いと思ったのか、一条天皇は次第に興味を惹かれていきます。

定子の崩御後、遺された敦康親王を彰子(実際には道長夫妻)が養育したこともあって、二人は次第に距離を縮めていくのでした。

定子が食べた「青ざし」ってどんなお菓子?

清少納言。菊池容斎『前賢故実』より

妊娠中の悪阻(つわり)で食欲のない定子に対して、清少納言が献上した青ざし。

これは青麦を煎って臼でひいた粉を練り、その生地を糸のように綯(よ)ったお菓子です。さらに火は通した(蒸した?揚げた?)のでしょうか。

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