俳句の神様・松尾芭蕉は若い弟子を愛した男色家だった! 〜 愛する弟子とのボーイズラブ旅【後編】 (4/7ページ)

Japaaan

芭蕉が「鷹」に例えた杜国。葛飾北斎『肉筆画帖 鷹』

なんだか、この解釈のほうが、恋人に会った嬉しさがこちらにも伝わってきて、芭蕉という人が身近に感じますね。

実際に翌年、芭蕉は杜国とともに伊勢や吉野に旅行をしています。そのときの二人の句のやりとりも俳諧紀行文『笈の小文(おいのこぶみ)』に残されています。

よし野にて桜見せうぞ檜の木笠 (芭蕉)

よし野にて我も見せうぞ檜の木笠 (杜国)

芭蕉は、杜国を檜の木笠にたとえ「吉野の桜を見せよう」と嬉しさを伝え、杜国も「桜」を「我も」と、変えて「私も同じ想いでいる」と返しています。

相思相愛の仲、もしくはひょっとしたら芭蕉のほうが「恋人」としての想いが強く、杜国は芭蕉の想いに寄り添う気持ちと師への尊敬の念が混じっていたのかもしれません。

二人の関係がどれほど深いものだったのか、文献に記述されたものは残されていないようです。

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