天皇が女官を裸にして相撲をさせたのが始まり!?古来からある「女相撲」の歴史【後編】 (2/6ページ)
「私は失敗しないのです」とあっさり答える自信満々の真根をからかってやろうと思ったのでしょうか。
雄略天皇は、真根が仕事をしているところに、自分の采女(女官)たちを引き連れてきて、女官たちに裸になって褌姿で相撲をすることを命じたそうです。
褌一枚で胸も露わなほぼ裸の女性たちが、抱き合っての大取り組みを始めたので、さすがに真根も見とれてしまい、手元を滑らせて刃を石に当ててしまいました。
天皇に豪語しておきながらミスをしたと真根は危うく処刑されるところでしたが、仲間が彼の匠の技が失われてしまうことを憂う歌を詠み、それを聞いた雄略天皇が処刑を中止したそうです。
現代では考えられないような逸話ですね。
室町時代には尼さんの力士もいた
さらに、16世紀に成立した世間話集『義残後覚(ぎざんこうかく)』の「比丘尼相撲の事」という項目には、室町時代の勧進相撲(興行相撲で大相撲の源流とされる)では「比丘尼(尼僧)」の力士が出場していたことが記されているそうです。