まだまだ先の話と思うなかれ。将来不安な親の介護。月にいくらくらいかかる? (1/5ページ)

マイナビウーマン

まだまだ先の話と思うなかれ。将来不安な親の介護。月にいくらくらいかかる?
まだまだ先の話と思うなかれ。将来不安な親の介護。月にいくらくらいかかる?

今回のお悩み「将来不安な親の介護。いくらくらいかかるの?」

将来に向けて投資をしていますが、自分のためのお金だけではなく、親の介護にかかるお金についても不安に感じています。たとえば、親の片方が介護施設を利用することになったとしたら、または、在宅で介護することになったとしたら……毎月いくらくらいかかるものなのでしょうか?(30代半ば/不動産関係事務)

■介護の方法や要介護度によって金額は変動する

介護と一口にいってもさまざまな方法があります。在宅介護なのか、訪問介護をお願いするのか、通所するのか、施設に入るのかによってもかかるお金が変わりますし、介護認定がいくつかによっても変動します。

さらに介護は子育てと違い、いつまでに手が離れるというゴールが見えにくいのも難しいところ。総額でいくらかかるのかは、ケースバイケースで実際に介護をすることになってからでないと分からないところも多いのです。

公益財団法人生命保険文化センターが行った、「2021(令和3)年度生命保険に関する全国実態調査(※)」によると、月々の介護費用の平均は8.3万円(在宅平均4.8万円、施設平均12.2万円)、住宅を介護しやすく改造したり介護用のベッドを購入したりといった一時的な費用が平均74万円。

介護期間が平均して5年1ヵ月(61.1か月)なので、総額5,800,000円以上という計算になります。

そして、介護度が高くなればなるほど、介護者への負担が大きくなります。その負担を、施設などプロに任せる形でお金で解決するのか、在宅介護という形で自己で解決するのかでもかかる金額は異なります。

親御さんがしっかりと貯蓄などで準備をしていたのであれば子どもへの負担は少ないですが、そうではないケースがあることも事実。兄弟がいるのであれば、兄弟間でどのように負担するのかも考えておかなくてはなりません。

◇デイケア・デイサービスという選択肢も

在宅介護と施設に預けるのとでは金額が変わりますが、宿泊に比べてデイケア・デイサービスは安価です。そして日中は施設へ連れていってもらえるので、その間に家事や仕事ができます。

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