まだまだ先の話と思うなかれ。将来不安な親の介護。月にいくらくらいかかる? (2/5ページ)

マイナビウーマン

送迎付きデイケアであれば、預けるハードルも金額のハードルも宿泊施設よりも低く、フルで預けるorフルで在宅介護よりも負担を軽減できるかと思います。

デイサービスやデイケアは、“寝たきり”の方でも受入が可能である事業所がありますので、かかりつけ医やケアマネージャーなどの専門家に相談しながら介護の方針を決めていきましょう。

どういったサービスが自治体から提供されているのか、どのような支援を受けられる可能性があるのか、あらかじめ調べておくと安心でしょう。

■かかる費用をどう賄う? 活用できるサービスや制度は知っておこう

では、親の年金や蓄えだけでは賄えない場合、かかるお金をどうすれば良いのか。

その場合は、できるだけ公的な施設を利用することと、公的な負担を軽減する制度を活用しましょう。お住まいの自治体の福祉課などで相談したり、ケアマネジャーさんにどんなサービスが受けられるかのアドバイスをもらったりするのが良いかと思います。 場合によっては、兄弟姉妹で介護割合と介護費用の負担割合を取り決める方法も考えられます。

家族の介護のために仕事を休んで介護に従事する場合には、介護休業が認められ、休業中は給与の67%を受給することができます。給付条件を満たせば、最長93日を限度として3回まで支給されます。(介護休業給付金)

主な介護で使える制度には、以下のようなものがあります。

◇居宅介護住宅改修費制度

住宅を介護に適した状態に改修するための支援を介護保険から受けることができます。住宅の玄関、廊下、浴室、トイレなどに手すりをつけたり、段差をなくしたりする住宅改修が対象です。費用は、居宅介護住宅改修費(介護予防住宅改修費)として20万円を上限として給付されます。

◇福祉用具購入費制度

介護保険サービスの事業者から腰掛け便座などの福祉用具を購入したとき、その費用の9割分(1割負担者)、8割分(2割負担者)または7割分(3割負担者)が支給される介護保険の制度です。利用限度額は、要支援・要介護度に関係なく、1年間で10万円です。

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