吉原ガイドブックだけじゃない!2025年大河『べらぼう』主人公・蔦屋重三郎が打ち出した”次の一手” (1/3ページ)
蔦屋重三郎の「次の一手」
2025年1月5日から放送予定のNHK大河ドラマ第64作『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』の主人公である蔦屋重三郎(つたや・じゅうざぶろう)。
彼は、江戸の地本問屋として出版界を牽引した人物です。今回は、その重三郎が経営基盤を固めて事業を拡大させていった流れを解説しましょう。
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重三郎が出版した「蔦屋版」の『吉原細見』(吉原のガイドブック)は、それまで業界を牛耳っていた「鱗形屋版」を圧倒していきました。
それにとどまらず、重三郎はさまざまなジャンルの本の出版に乗り出すことでも事業を拡大させていきます。彼には「次の一手」があったのです。
定期刊行物だった『吉原細見』と同じく、安定的な売り上げが見込めた本としては富本節の正本(音曲の詞章を記した本)・稽古本と往来物の出版が挙げられます。
