あえて売らない蔦重の営業戦略!”カモ平”の魅力上昇!【大河べらぼう】1月19日放送の解説・振り返り (2/5ページ)
それでは今週もNHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」第3回放送「千客万来『一目千本』」を振り返っていきましょう!
なぜそこまで?駿河屋市右衛門の怒り
田沼屋敷へ乗り込んだ蔦重に対する制裁(第1回放送)は当然として、吉原細見の改(あらため)にまで怒りを見せた駿河屋市右衛門(高橋克実)。
本業の引手茶屋に支障が出ているならともかく、なぜそこまで怒るのでしょうか。
劇中では松葉屋さんが「可愛さ余って憎さ百倍」と表現していましたが、
①実子である次郎兵衛(中村蒼)のボンクラぶりが浮き彫りになって苛つく。
②他業で才能を開花させると、独立してしまうかも知れない。
要するに、こんなところだったのかも知れません。
実際のところ、市右衛門が蔦重に駿河屋か蔦屋のどちらかを継がせたかったのでしょう。
それならそうと伝えておけば、そもそも蔦重も出て行く心配もなかったと思いますが、本作では不器用な父親が描かれていました。
「これしか中橋」入銀で本を出した蔦重困窮する遊女屋を立て直すため、蔦重は入銀で本を出版する企画を立ち上げます。
入銀とは本の出版に先立って予約金を入れてもらうもので、現代で言うところのクラウドファンディングのような感覚でしょうか。
遊女たちの競争心を煽り立てながら巧みに資金を集めましたが、九郎助稲荷(綾瀬はるか)の言う通り、かなり危ない橋でした。