大河「べらぼう」繁盛しても地獄の吉原。五代目・瀬川花魁(小芝風花)の運命を左右した3冊の本【後編】 (4/6ページ)

Japaaan

盧生という若者が粟粥を煮ている間に栄旺栄華を極める体験をするも、すべては夢幻であったことから、人の栄枯盛衰は所詮夢に過ぎない儚いものと悟るという内容です。

「金々先生」とは、金村屋金兵衛からとったもので、「金持ちで流行の先端をいく粋人」を指したそうですが、金はあっても似合わない衣装や髪型でいかにも通人気取りの半可通の客のことも揶揄していたそうです。

ドラマの中では『金々先生栄花夢』は「面白い!」と評判を呼びます。読んだ瀬川も「初めて青本を面白いと思った」と言うのですが、この本のヒットで鱗形屋が版元として復活し、また蔦重の邪魔をしたり利用したりしようとするのではないかと心配します。

それに対して、「吉原の妓楼主たちが対抗策を考えようとしてくれている、吉原を立て直そうとする仲間が増えた」と太鼓判を押す蔦重ですが、そこで瀬川の表情が複雑かつ哀しげに曇っていくことには気が付きません。

瀬川は「もうおめえの心配は無用だ」とでも言われているように感じたのでしょうか。


平賀源内の恋人・二代目瀬川菊之丞が演じる花魁「瀬川 路考」歌川豊国

そして「すべて瀬川のおかげ」と感謝しながら、お礼に『女重宝記(おんなちょうほうき)』という本をプレゼントします。

「お前にはとびきり幸せになってほしい。それこそ名のある武家の奥方やら商家のお内儀やらになってほしいんだよ。お前ならなれると思う。

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