大河「べらぼう」蔦屋重三郎と瀬川を生涯結ぶ2冊の本 『心中天網島』『青楼美人』の実際の内容とは?【前編】 (2/7ページ)

Japaaan

20年間ずっと同じ「夢」を見続けてきた蔦重と瀬川のイメージ(ac-illust)

本気の夢を託した『本』と、離れ離れになっても扉を開けば思い出と夢が蘇る『本』の2冊です。ともに、蔦重が瀬川に20年分の想いを込めた『本』だったのです。

ようやく自覚した恋もむごい現実が立ちはだかる

NHK大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」は、回数を重ねるごとに、「苦界十年」といわれた吉原の厳しさが描かれています。

遊女たちの全裸遺体が大反響を呼んだ初回以来、「衝撃的だった」との声がネットやSNSで上がったのが、第9回「玉菊燈籠恋の地獄」のワンシーンでした。

恋愛感情に鈍感だった蔦重は、瀬川に身請け話が持ち上がり嫉妬の感情が芽生え、ようやく彼女への想いを自覚し「年季開けには請け出す」と約束。瀬川の想いがようやく実った……かに思えました。

ところが、松葉屋の主人半左衛門(正名僕蔵)に謀られ、客をとっている真っ最中の五代目・瀬川(小芝風花)の「声」を聞かされ「姿」を目撃させられ、さらに「これが瀬川の務めよ。これを年季開けまで続けさせる気か」と言われ衝撃を受けます。

苦渋に満ちた蔦重の表情と姿を見られ絶望したような瀬川の表情……吉原のむごい現実に胸が引き裂かれる思いをした人は多かったようです。

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