大河「べらぼう」二大人気キャラ!輝き増した癒しの「次郎兵衞兄さん」とずっと探され続けた「宝暦の色男」の魅力【前編】 (5/7ページ)
ちょっと変わり者で飄々としていて遊んでばかりいるように見えるけれども、実の父親がその将来を嘱望している才気煥発な義理の弟に対して嫉妬や僻んだりせず意地悪もせず、ただただ見守っている兄さんの人柄の良さは、誰でもが惹かれることでしょう。確かに登場すると、ふわっと空気が和む感じが伝わってきます。
流行り物が大好きな兄さんが過去一輝いた「俄(にわか)祭り
次郎兵衛兄さんは、流行り物好き、お稽古事好きな人独特の「品の良さ」を感じます。いつも、洒落た着物を着こなしているのも特徴です。
前回の第11回「富本、仁義の馬面」では、当時のトップスター「馬面太夫」こと富本豊志太夫/午之助(寛一郎)が中心となり「富本節」を巡る物語が描かれました。
遊女たちの前で、太夫と歌舞伎役者の市川門之助(濱尾ノリタカ)が富本節を即興で演じ、皆が涙を流すという心に刺さるシーンが印象的でした。
そして、次郎兵衛兄さんの「俺もしょっちゅう(富本節)やってんじゃない!」というセリフに「あれ、そうだったんだ」と思ったのは間違いなく蔦重だけではなく全視聴者が思ったはずです。