大河『べらぼう』着実に成長する蔦重、俄かに起こる神隠し…3月23日放送の解説&堪能レビュー! (2/8ページ)
しかし吉原遊廓の符牒(業界用語、隠語)など独自の文化に興味を持つあたり、定信らしい教養人らしさがうかがわれます。
漢籍や国文学などの王道だけでなく、後には浮世絵など庶民文化にも理解を示し、時には支援した定信の一面が垣間見えました。
今回の『金々先生』で恋川春町の名前を覚えたようですが……後に恋川春町がたどる運命を考えると、素直には喜べませんね。
喜三二先生、蔦重と鱗形屋の板挟み
鱗の旦那に土下座までされちゃあ……。NHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」公式サイトより。
『青楼美人合姿鏡』以来、蔦重のアイディアや可能性に惹きられる朋誠堂喜三二こと平沢常富。しかし鱗形屋孫兵衛(片岡愛之助)に家族揃って土下座までされてしまったら、流石に断り切れません。
「さらば、吉原挙げてのおもてなし……」
ここにも、利益よりも仁義を選ぶ男がいたのでした。
(個人的には、どっちも受ければいいんじゃないの?と思いますが……)
劇中でも言及していた通り、武士の副業はあまり歓迎されたものではありません。
現代で言えば、公務員が非番の時間にアルバイトをしているような感覚でしょう。