大河『べらぼう』着実に成長する蔦重、俄かに起こる神隠し…3月23日放送の解説&堪能レビュー! (7/8ページ)
花の彩りを余さず漏らさず絵に描いた、これこそ『明月余情』というもの。
これからもバンバンと続編を出して参りますので、皆様にご覧いただけたら幸いです。
大門口の蔦屋重三郎が板元。
……とまぁこんな具合。蔦重らしいユーモアセンスが今回も光りますね。
みんなで風物詩を楽しもうとする大らかさが、彼の真骨頂とも言える跋文でした。
着実に成長していく蔦重
俄祭りを楽しむ蔦重たち。NHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」公式サイトより。
「引いた目で見る」
須原屋市兵衛(里見浩太朗)の教えを着実に血肉としている蔦重。ままならない状況でも落ち着きを見せながら、虎視眈々と好機を狙って逃さない姿勢は、実に見事だったと思います。
また喜三二先生の話が反故になってしまっても、恨むどころか気遣う態度も立派でした。
この成長していく蔦重を観て、筆者の20代がいかにロクでもなかったか、私事ながら勝手に恥じ入る次第です。
いや遅すぎることはない、これからも蔦重に負けないように精進していこう。そんな前向きな気分にさせてくれる蔦重の背中に、今週も感じ入るばかりでした。