寺に逃げるしかない!江戸時代、自ら離婚できない女性を救済した”縁切り寺”とも呼ばれた「駆け込み寺」の仕組み (3/4ページ)

Japaaan

満徳寺 駆け込み門

それでも夫側が渋った場合、妻は3年間 尼寺に入ります。尼になるわけではありませんが、寺での生活は中々厳しく、脱走する女性もいたという記録があります。

そして妻が寺でのお務めを終えた後、離婚が成立します。ただし、3年間ではなく満2年で寺を出たケースもあったようです。

また、病気になった場合でも寺下がりは許されないという制約があったにもかかわらず、事情によっては寺周辺にある宿にて養生することが許されるケースもありました。ある程度は状況を見た寛大な措置が取られていたのでしょうね。

江戸時代の駆け込み寺は有名だった

駆け込み寺に駆け込むことは最終的な方法だったと、「日本家族法の父」とも呼ばれた法学者の穂積重遠(ほづみ しげとお)が著書「離縁状と縁切寺」で語っています。よほどの覚悟を持って妻は駆け込みをしていたのでしょう。

そんな妻たちの苦悩を描いた映画が、2015年に「駆込み女と駆出し男」というタイトルで公開されています。

セリフが長く難解な表現がありますが、さまざまなケースに悩む妻たちが登場するので、観賞後は駆け込み寺についての見聞が広がります。

このように現代でも駆け込み寺を題材にした作品があるのは、昔から駆け込み寺に関する話題が豊富だったからでしょう。その証拠に、江戸時代に詠まれた川柳が多く残っています。

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