大河「べらぼう」稀代の天才・平賀源内(安田顕)が「暗闇」に陥り悲劇的な終焉を迎えてしまう“なぜ?”【前編】 (4/8ページ)
蔦重(横浜流星)と平賀源内(安田顕)NHK「べらぼう」公式HPより
初回登場したときから、面白おかしいまさに“陽キャ”というイメージの源内。「日本におけるコピーライターのはしり」ともいわれ、ドラマの第2話「吉原細見『嗚呼御江戸』」では、歯磨き粉「瀬石膏」を売り出すときに「金に困って出したんで、効果があるかはわかんないけれど、ひとつ助けると思って買ってちょうだい!」という意表をついた広告で大ヒットさせた有名人として描かれていました。
そんな源内に吉原のガイドブックの序文を書いてもらおうと、吉原でもてなす蔦重。瀬川こと元・花の井花魁が、男色家の源内は恋人で亡くなった二代目瀬川菊之丞に想いが残っていることを察し、歌舞伎役者の男装姿で舞い、源内の思い出に寄り添う場面は印象的でした。
静かに恋人と過ごした時間を想い出しつつ涙を浮かべる源内の姿は、明るくてちょっとうさんくさい“陽キャ”とはまったく逆の、繊細でどこか孤独な影を纏っていました。