腹が減っては戦ができぬ…戦国時代の食事ノウハウを米・塩・水・毒という点から紹介! (2/5ページ)
しかしこれは火を起こせる状況であることが前提となります。
例えば土砂降りの雨が降って何もかも湿気ってしまうと、薪に火がつきません。
そんな時は仕方ないので、ひたすら水に浸すのです。
戦国時代の食事ノウハウ・米編②
勝利の後、軍功のあった者らを激賞する家康。月岡芳年「関ヶ原勇士軍賞之図」
浸す時間はおよそ4時間。かの関ヶ原の合戦が終わった後、激しく雨が降って火が起こせなくなってしまいました。
申の刻(午後16:00ごろ)に徳川家康が「生米をそのままかじると腹を壊すから、水によく浸してからよく噛んで食うのじゃ」と命令します。
やがて戌の刻(午後20:00ごろ)になって「そろそろよかろう。米を水から引き上げよ」と命令したところ、米はピンクに染まっていました。
これは昼間の合戦で討死した者たちの血が川を真っ赤に染めていたから。
聞くだけで気持ち悪いし、感染症が心配になりますが、他に食うものもないため、将兵たちは仕方なくピンクの米を噛み締めたそうです。
生米をかじったことはありますが、4時間水につけるとどんな食感になるのか、今度試したいと思います。