『べらぼう』差別に挑む蔦重の覚悟!「本」で結ばれたソウルメイト・ていとの出会いを考察【前編】 (1/6ページ)
「この町に育ててもらった拾い子の、一等でけぇ恩返しになりゃしませんか」……
大河ドラマ「べらぼう」の23話『我こそは江戸一の利者なり』で、吉原の亡八(妓楼主)達に「日本橋に店を出させて欲しい」と頼んだ蔦重(横浜流星)。
調子に乗るな!と怒った養父・駿河屋市右衛門(高橋克実)に、いつものように“階段落ち”させられるも、「吉原者の自分が、日本橋に店を出すことで、江戸中が吉原を見直す、大したもんだと見上げるようになる」と訴えます。
23話から今回の24回『げにつれなきは日本橋』の二話にかけて描かれた、いよいよ始まった蔦重の日本橋進出。テーマとして描かれた「吉原者に対する差別」と、蔦重の根底に流れる「『本』への想い」、まったく同じ想いを抱くソウルメイト、本屋の一人娘てい(橋下愛)との出会いを考察してみました。
「吉原者」に対する差別を背負い、いざ日本橋へ
第23話で描かれた「吉原者」に対する差別。上得意客の葬儀に招かれた妓楼主たちですが、突然「吉原者は座敷に一緒に座って欲しくない」と、庭先への席移を強いられ、雨が降ってきても放置されるという屈辱的な思いをします。
招いておきながらこの非礼と差別に、怒りを覚えた人も多いのではないでしょうか。