源頼朝の“デカ頭伝説”は本当なのか?史料や川柳、戯作から史実を掘り下げる (2/5ページ)
頼朝公らがひそむ木のウロから二羽の鳩が飛び出し、中の無人を確信する大庭景親。歌川国芳「石橋山伏木隠 大場三郎景親」より
まずは一句目。石橋山の合戦に敗れた頼朝公が身を隠そうと洞穴(または木のウロ)へもぐり込みますが、頭がつっかえてなかなか入れません。
何とか頭を押し込むと、中にいた鳩が飛び出したというのです。この鳩を見た追手の大庭景親(おおばの かげちか)は、中が無人と判断したのでした。
続いて二句目は、頼朝公の正室である北条政子が、頼朝公の大きくて重い頭を膝枕すると足がしびれて大迷惑な様子を詠んでいます。
五七五に当てはめると「まさこごぜ んのめいわくな ひざまくら」と句またぎになっているのが特徴的です(トータルで17文字だからセーフ)。
そして三句目は、側近の一人であった梶原景時(かじわらの かげとき)が、頼朝公から頭巾を拝領した様子を詠んでいます。
そのままかぶるとサイズが合わないため、景時は頭巾を縫い縮めて自分の頭に合わせたのでした。
……って、頭巾はたいていフリーサイズだと思いますが、それでも縮め切れないほど大きかったのでしょうね。